ヘッドライトリフレッシュについて
点灯する機械的には問題のないヘッドライトで、黄ばんだり曇ってしまった中古車のヘッドライトユニットの改善方法には、次の4つの方法があります。
新品への交換
一番確実かつ安心な交換方法です。
一方、高性能化されている現代のヘッドライトは「ハロゲン」「LED」「HID※」など様々なタイプが存在し、複雑で高価な部品が使用されています。そのため、部品代が高額になり、国産車でも両側交換で10万円を超える場合もあります。
※若干の仕組みの違いがありますが、ガスを利用した発光方法でメーカーによりキセノンやディスチャージという名称になることもあります。
社外品への交換
メーカーオリジナルのデザインでLEDやイカリングなどのカスタマイズを施されたものなど、純正品とは違った見た目を手に入れることが出来る交換手段です。メーカーによっては保証が付いているものもあります。
純正品よりも安価な商品も存在するため、デザインのバリエーションと共に予算に見合った商品を選べる楽しさもあります。価格は数万円~10万円以上するものなど、様々な商品が発売されています。
デメリットとしては、商品ラインナップが人気車や販売台数の多い車種、スポーツグレードやハイグレード車に偏る傾向があり、商品が存在しないことがあります。また、ディーラーでの交換ができず、チューニングショップなどの専門店での取り扱いが中心となるため、一般ユーザーには利用し難い場合があります。
メーカーによって品質に偏りがあり、車検に適合していない場合もあり、ユーザーには一定の知識と理解が必要で安心して乗りたいユーザーには不向きです。
純正中古品への交換
中古品なので安価に純正品が手に入ります。
機能的に問題がない場合で、黄ばみや曇りがあるものであれば2,000円程度の商品から購入することが出来ます。程度の良いものでも1~3万円程度で買うことができ、新品の純正品よりも数段安く買うことが出来ます。
1週間程度の保証付きで交換も可能な全国展開チェーンのアフターパーツショップもあり、中古品とは言え安心して購入することができます。また、民間の整備工場でも取り扱っていることがあるため、一般ユーザーにも利用しやすい環境が整っています。
中古品であるため個体差があり、傷や加工されているものありますが、「価格=品質」という構図がはっきりしているため、購入の指標としても割とわかりやすいのも特徴です。
デメリットは常に在庫が必ずあるとは限らず、希少車や製造の終了した年式の古い車種の場合、プレミアが付き思ったよりも高価な場合があります。また、使用品であるため早期の故障リスクがあります。
黄ばみや曇りなどの劣化の改善ができない場合があり、しっかりとした商品選びが必要です。
ヘッドライトリペアを行う
まだメジャーな方法ではありませんが、ヘッドライトの黄ばみ、曇り、劣化をリペアするという方法があります。車体に取り付けられた状態で施工ができるため、部品本体を用意する必要がありません。
価格も5,000円~15,000円程度と新品と中古品の中間の価格帯で、当日に2~3時間で完了(※)します。
当店はこのヘッドライトリペアを出張で行う専門業者です。当店で取り扱っているヘッドライトはすべてリペア技術を使用した商品になります。
※状態が悪い場合は脱着が必要だったり車両を預けて作業をする場合もあります。
片方だけ交換修理をした場合など、左右片方だけ黄ばんでいる場合などは、古い方のヘッドライトだけをリフレッシュするということも可能です。